格安SIMの比較〜iijmioとmineo(3)
mineoの新料金は少し高め


mineoの新料金は少し高め

 mineo(マイネオ)は他MVNOに比べていち早く値下げに踏み切ったこともあり、価格は少し高めなのがデメリットと言えばデメリット。
 値下げは値下げなのだが、それまでの3GBの料金で5GB使えるという容量アップ。たしかに値下げには違いないが3GBは残さず廃止したこともあり、値下げの実感は少し薄いかも。

 容量アップを喜ぶユーザーもいれば、3GBのままで料金を下げてくれる方を歓迎するユーザーもおり、評価が分かれるところだろう。新料金では1GBの次が5GBになり、途中がない。3GB以下しか使わない人にとっては値下げとは映らず、3GBを残し、料金を下げてくれた方がよかったと感じるのではないだろうか。

 特にiijと比べるとmineoの割高感が目立つ。同じことはチャージ料金にも言え、他社の1GB単位に対し同社は100MB単位と細かい。
 従来の165円/100MBを55円/100MBと大幅に値下げした点は評価できるが、他社並みに1GBに直して計算すれば550円になる。iijのチャージ料220円/1GBの倍以上だ。

アプリは使い勝手がいい

 たしかにmineoの料金は高めだが、それ以上に魅力的な点が多々ある。
mineo独自のユニークな制度として「フリータンク」がある。mineoを紹介する時に必ず触れられる程有名で、いろんなところで紹介されているから、ここでは詳しく触れないが一種のパケットシェアで、使い切れずに余りそうなパケットをタンクに入れると、月末にパケットが足りなくなった誰かがタンクから引き出して使えるという制度。利用は無料だ。

 次にアプリが使いやすい。高速・低速の切り替えも1日何度でも簡単にできるし、なによりmineoはほとんどのオプションが日替わりで使える。
 かけ放題を導入しているところは前月に申し込んで翌月から適用というMVNOが大半だが、mineoは月の途中でも申し込めるだけでなく、料金は日割り計算になる。これはとても良心的だが、なぜかあまり紹介記事等では触れられてない。
                                       (4)に続く



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