巧妙になる詐欺メール対策は複数台対応セキュリティソフトで(1)
巧妙になる詐欺メール


栗野的視点(No.845)                   2025年1月20日
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巧妙になる詐欺メール対策は複数台対応セキュリティソフトで
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 このところ迷惑メール(詐欺メール)が毎日100通余り届く。迷惑メール自体は以前から届いていたし、12月、1月は例年増える傾向にあるが、せっせと削除していたお陰で一時期はかなり減っていた。
 だが、この頃はちょっと見ただけでは本物と間違えそうな迷惑メールが多くて、セキュリティソフトでも自動削除できないものが増えている。

巧妙になる詐欺メール

 最近よく届くのは銀行やクレジット会社を名乗るメールやAmazon、PayPay、楽天市場等々を名乗るメールだ。
 例えば「Amazon」からはタイトルに「重要なお知らせ」と題したメールがよく届く。続いて「お客様のお支払方法が承認されません」と書かれている。もちろん迷惑メール(詐欺メール)である。
 要はカードの期限が切れているとか、請求先住所が変更されているかなどでカード支払いの手続きが完了しないから「登録情報を更新して」欲しいという内容だ。
 しかもご丁寧に次のような文言まで添えられている。

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 ※ パスワードは誰にも教えないでください。
 ※ 個人情報と関係がなく、推測しにくいパスワードを作成してください。大文字と小文字、数字、および記号を必ず使用してください。
 ※ オンラインアカウントごとに、異なるパスワードを使用してください。
 ※ アカウントに登録のEメールアドレスにアクセスできない場合
 お問い合わせ: Amazonカスタマーサービス。
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 Amazonから商品を一度も買ったことがない人は「おかしい」と感じ、無視するかもしれないが、Amazonを利用したことがある人なら、メールの指示通りに登録情報を更新してしまう危険性がある。

 銀行からのメールもそうで、口座を開設していない銀行から届けば、おかしいと思うだろうが、取り引きがある地方銀行名のメールだったりすると、言われるままに残高確認やパスワード確認・変更をしかねない。
 銀行だけではなく「イオン」やクレジット会社、楽天からも頻繁に届く。ご丁寧に「弊社や当行を装った迷惑メールにご注意ください」という文言まで添えられて。

 こうなると迷惑メールなのか本物のメールなのか見分けるのが難しい。インターネットやメールなどデジタルに詳しくない人は騙される確率が高い。
 振り込め詐欺に騙されるのと同じで、自分は騙されないと思っていても騙されるし、騙されたという例は結構見受けられる。

 詐欺メールかそうでないかを見分ける方法はいくつかあるが、最も効果的なのはセキュリティソフトを入れることだろう。といってもソフトを入れておけばそれでいいわけではない。大事なのはセキュリティソフトの更新を定期的に行い常に最新の状態にしておくことだ。
                                     (2)に続く


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