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栗野的視点(No.874) 2025年10月30日
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佐賀のボランティアガイドの経歴はユニーク
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最近、観光地に行くとボランティアガイドに案内を頼むことが増えている。
少し前までは自分でゆっくり観て廻りたいからとガイドの案内を頼むことはなかったがいつの頃からか、恐らく福岡の友人が岡山に会いに来てくれた時だと思うが、後楽園、岡山城を案内した時に頼んだのが初めてではないだろうか。
その時に新しい発見、普通に観て廻ったのでは気付かないような箇所の説明を聞き、ガイドをお願いすれば違った角度で観ることができるし、また深く知ることができると気付き、以来、観光地ではボランティアガイドをお願いすることが増えた。
といってもガイドとの相性もある。相性が悪いガイドに当たると最悪で、私の場合は一方的に喋る、それも自説を滔々と押し付けるように喋るガイドとは相性が悪いというか嫌いだ。
元外国航路の船員
問題は数人待機しているガイドの中から相性が良さそうなガイドに出会えるかどうかだが、案外相性の良し悪しは見た感じで分かり「あの人にお願いします」と指名して外れたことは今までない。
ただ、相手のガイドにしてみれば逆かも分からない。通り一遍の説明で20-30分で終わるところが、私についたばかりに倍の時間がかかり、今日の観光客は疲れたと、別れた後、疲れがどった出たのではないかと心配になる。
佐賀城でついてもらったガイドがそうだった。当初の説明では「30分くらいですね」と言っていたのが、1時間近くとほぼ倍の時間になり、案内を終えて別れ去っていく後姿には疲れが滲み、足取りも重そうだった。
その後ろ姿をパートナーと2人で見ながら「今日の相手は大変だったと言っているだろうな」と顔を見合わせた。
だが相手も嫌がっていた風はなく、むしろこちらが色々尋ねるものだからガイドする側も熱が入り、説明が詳しくなった点は否めない。
それに加えて観光案内とは少し外れたことや、本人の経歴なども案内の途中で尋ねたりするから余計に時間を取る。
「ボランティアガイドにも有料の所と無料の所があるみたいですね」
「報酬は一切なく完全ボランティアなんですか」
「ボランティアガイドは何年ぐらいされているんですか」
「出身はどちらで」とか「現役の時は何をされていたんですか」
などと尋ねると、先方はますます話に乗って来るし、この種の話が結構面白い。
例えば佐賀城で案内してもらったガイドの経歴は外国航路の船員で、寄港地の話が面白かったし、奥さんはアルゼンチン料理にはまり東京でアルゼンチン料理の店を出している、佐賀は自分の出身地だからリタイア後は何か人の役に立つことをしたいとボランティアガイドの募集に応募し、佐賀では単身生活をしていると言われていたが、奥さんとの出会いや今の互いの生活の話などが面白く、時間の関係で「今回観れなかった箇所を観にもう一度来たいね。その時はこのガイドさんを指名しようよ」と2人で話し合ったものだ。
(2)に続く
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