デル株式会社

 


 長年使いなれたメールソフトを変えた。(1)


栗野的視点(No.819)                   2024年2月14日
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長年使いなれたメールソフトを変えた。
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 最近、メールを利用する人が減っているらしい。紙のメールも電子メールも。代わりに利用しているのがLINEやFacebook、InstagramなどのSNSのようだが、私はこれらは使わない。まだWindowsが存在しないMS-DOSの時代からメールを使っている頑固な(?)メール派だ。
 メールを使い続けている理由はSNSや携帯電話の番号に送るショートメールなどは短い言葉のやり取り、連絡には便利だろうが、メールなら一度で済むところが何度もやり取りすることになるのが嫌だからだが、メルマガ(メールマガジン)の配信にはメールソフトが最適というのが主な理由だ。

 そんなわけで長年メールを使っているが、メールソフトはジャストシステムの「Shuriken(手裏剣)」。無料版のメールソフトが出回っていた中で有料ながら使い続けていた。
 ジャストシステムといえば「一太郎」が有名だが、メールソフトも開発していた。しかもこのメールソフトがすこぶる使い勝手がいい。なんといってもウィルスメールに感染しにくい上に迷惑メールの検出・分類にも優れ、さらに受信メール内の検索が速い。
 そして私が最も重宝していたのがアドレス帳で、住所録ソフト顔負けの項目数があるため、それだけでShurikenを使い続けたといっても過言ではない。

 私が最後にバージョンアップしたのは2014年だが、同ソフトのバージョンアップは2018年版を最後に更新がなくなり、ついに2022年9月に販売も終了した。
 こんなに使い勝手がいいソフトなのにと思うが、無料で使えるメールソフトを使う人が多かったのと、メール離れでソフトの売り上げが激減していたのだろう。

 Shurikenはテキストメール中心だから、2014年版を使い続けても問題はないが、Windowsの仕様が変わると、この先不都合が生じないとも限らないという懸念もあったので、2018年頃からフリーウェアのThunderbird(サンダーバード)を並行して使い始めた。
 このソフトもとても使いやすく、Shurikenに代えてメーンソフトとして使っていたが、あるアドオンソフトが未対応になり使い勝手がグンと悪くなった。
 メール送信時に表示されるアドレス帳を50音順に表示できなくなったのだ。これはメールを多用している人間には不便極まりないし、個人の名前がうろ覚えだったり、物忘れのせいで思い出せなくなりだすと名前の検索もできない。
 そこでShurikenと同じようにウィルスに感染しにくく、動きが軽いソフトとして秀丸メールに白羽の矢を立てた。

 秀丸メールは有料のシェアウェアだが、秀丸エディタ(有料のシェアウェア)の登録者は追加料金を払うことなしに使用できる。私は文章を書く時はエディターを使っており、Windowsになってからは秀丸エディタを使い続けている。
 そのためメールソフトも秀丸メールを使おうと考えたことはあるものの、今まで秀丸メールを使わずにいた。
 理由はアドレス帳で、Shurikenには遠く及ばないと思っていたからだが、先に述べたような理由からいつまでもShurikenを使い続けられないと考え、秀丸メールの本格的導入に舵を切った。
 ところが最初の段階で、まさかと思うような理由でいきなり躓いた。

 私はノートパソコンを3台程利用している。16.5インチのメーンPCの他に同サイズのノートPCを実家に1台、もう1台は14インチサイズで旅行等の移動時にキャリーバックに入れて持ち歩いている。
 これら3台は常に同期を取るようにしているのと、メールアカウントも4つ程を用途ごとに変えて使っている。メーンアカウントはliaison-q.comでメルマガの配信など多用しており、ほかに2つのアカウントはWebメールでほぼ受信専用。

 メーンアカウントに届いたメールはWebメールに転送される設定にしているが、メールの発信はメーンのアカウントから行っているからメーンアカウントが使えなくなると何も出来なくなる。
 因みにliaison-q.comのアカウントは個人で契約している有料サーバーで、年間なにがしかの料金を払っているし、ドメイン料も別途支払っている。貧乏人のくせにモッタイナイと思うが、長年使用しているドメインだけに今更変更する手間をかけるのが面倒だから、そのまま払い続けている。
                     (2)に続く


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