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福島、高市、小川、3人の女性トップに見る共通点と違い(1)
〜なぜ社民党はここまでダメになったのか


栗野的視点(No.888)                   2026年5月5日
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福島、高市、小川、3人の女性トップに見る共通点と違い
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 ジェンダー差別がどうだとか、女性の登用が少ないとか色々言われるが果たしてそうか。
 たしかに企業において女性取締役あるいは経営決定権を持つ立場での女性登用は少ない。

 20年近く前だが、女性の登用がどこまで進んでいるかを調査したことがある。「うちは女性の登用は進んでいます」と答えた企業(百貨店)でも更に突っ込んで聞くと係長までは女性の登用が進んでいたが、課長職になると少なかった。
 要は女性の登用を謳う企業でさえ女性の課長職への登用は少なかったということであり女性管理職の登用は言語道断という時代だった。
 それから時代は進み各部署で女性管理職を目にすることは当たり前になり、表面的には女性差別もジェンダー差別もなくなったように見える。
 それどころか国のトップや地方自治体のトップに女性が就くのも珍しくなくなった。

 これで女性差別はなくなったのか。
なくなりはしないが以前に比べると随分減少した、とは言えるが、セクハラは逆に増えている(表面化したものは)から、それも含めると女性差別は減少したとは言い難い。
 逆に女性であったが故に許された、支持を集めたということもある。

 以下、最近注目された女性トップ3人の例を見てみよう。

なぜ社民党はここまでダメになったのか

 まず最初は社民党の福島瑞穂党首。
つい先頃(6日)社民党の新党首就任発表会見が行われたが、そこでの福島氏の対応がSNS等を含めたメディアで「炎上」状態になった。
 事の発端は新党首就任発表記者会見の席に党首選をともに闘った大椿前副党首、ラサール石井氏も同席しながら、記者が大椿氏にコメントを求めようとしたところ会見実施本部の司会者が激しい剣幕で記者の発言を押さえ、大椿氏に発言させなかったのだ。
 それに対し大椿氏が「候補者は平等に扱って欲しい」と言い放ち、奮然と席を立って途中退席した。
 その時の対応を巡ってネット上で「炎上」したわけだが、その時も、後日改めて釈明会見を開いた時の福島氏の発言が問題視され、さらに「炎上」した。

 掻い摘んで言うと当初の会見と後日の会見でも福島氏が「(会見)実施本部がー」「実施本部がやった(仕切った)ことで」と、やたら「実施本部がー」と言うものだから、責任逃れと受け取られ(実際そうだったのだが)、その姿勢がリベラル政党にあるまじき態度と受け取られたわけだ。

 仮にも彼女は昨日今日党首になったわけではなく、土井たか子氏の後を継いで通算17年あまりも党主の座に君臨していたわけで、まるで1党独裁政権のトップと同じ感覚で若い有権者からは見られていたに違いなく、それが同党衰退の一因になっている側面はあるだろう。

 もう1つは彼女の喋り方。
政見放送を聞いていてもどこか他人事っぽく聞こえてしまい、聴衆の心に響かない。今風の言葉で言えば聴衆の心に刺さらないのだ。
「戦争反対」「憲法9条改正反対」と言う時の言葉のトーンも一本調子で聴衆に刺さらない。
 「刺さらない」のは訴えるフレーズが使い古されていて新しさがないということに加え一本調子のアクション(右手の拳を上げる動作)がどこか冷めた感じを与える。
 同じ内容でも表現方法を変えるとか、具体的な例を上げ身近な話題から入るなどすれば少しは違うだろう。

 福島氏は敢えてそういう振る舞いをしているのかもしれないが、男性的、それも古い男性のイメージであり支持するのは年代が高い層で、若者層には「時代遅れ」というイメージで見られる。

 理念を頑なに守るのは今の時代とても重要なことだが、表現方法、訴えるイメージを古い男性的イメージからソフトな女性的イメージに転換した方がいいだろう。
                            (2)に続く
 


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