栗野的視点(No.862) 2025年6月29日
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フジのミラーレス一眼を買い増したいが、疑問を感じる価格設定。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ここ数か月悩んでいる。悩みの種はフジだ。
たしかにフジは面白いし魅かれる。だが、問題があり素直に飛び付けない。
見るのをやめようと思いつつ諦め切れずについついネットで見てしまう。
フジといってもフジTVのことではない。FujifilmのミラーレスカメラX-T50で、これに魅かれている。
前号でも書いたが左手指の腱鞘炎、へバーデン結節で段々書けなくなってきたので、今後は趣味の写真でも撮りながらノンビリ生きたいと思ったりしている。
すると心がざわつくのがカメラだ。
まだ多少若い頃はカメラリュックにデジタル一眼レフカメラ2台に交換レンズを入れて撮影に出かけていたこともあったが、2時間余りもそれらの機材を入れたリュックを担いで歩くのが段々しんどくなってきた。
なぜカメラを2台も、と疑問を呈されるかも分からない。カメラ1台に交換レンズ1、2本の方が軽いだろう、と。
その通りだが現場でレンズ交換するのが嫌で、相変わらずカメラ2台体制が続いている。
最初の頃はNikonとCanonのデジタル一眼カメラの2台だった。それがCanonを売却しNikonとFujiのミラーレス一眼X-T10の2台に替わった。
手放すのはNikonでもCanonでもよかったがNikonを残したのは所持しているレンズがNikon用の方が多かったことと、花の撮影にはタムロンの60mmマクロレンズを多用しており、それがNikon用だったからだ。
Fujiはフィルム時代から色がきれいなことで定評があった。デジタルカメラになってもその評価は変わらず「Fujiの色が好き」というファンは多い。
実のところFujiのカメラを対象として考えたことはそれまで一度もなかった。カメラと言えばアナログ時代はNikon。デジタル一眼になりCanonが逆転してプロが使うようになり、Nikonをぶら下げているのは往年の「ニコン神話」「ニコンブランド」のただ中で育った年配者中心であり、ニコンはそういう層に支えられていたからデジタル時代に乗り遅れた。
逆にデジタルカメラをリードしたのはミノルタを買収したソニー。買収当時こそミノルタのカメラ技術、特にレンズ技術が欲しかったようだが、時代は急速にデジタルに移り、逆にアナログでは後塵を拝していたソニー・ミノルタカメラはデジタルに注力することで一気にトップに躍り出た。
ただソニーのデジタルカメラは私には高すぎて手が出せずにきた。
Fuji X-T10は18-55mmズームレンズセットで94,962円だった。
デザインはレトロでコンパクトだったが、レンズをセットにすると当初考えていた以上にズシリと重くて、軽さを求めてデジタル一眼から替えた意味があまりなかったが、それはひとえにズームレンズが重かったせいだ。
近年、デジタル一眼カメラはいいレンズをセットで組み合わせる傾向にあり、18-55mmズームレンズも評価が高く、写りもよかったので、NikonよりFujiで撮影する方が多くなっていた。
そうなるとFujiをもう1台欲しくなる。Fuji2台体制の方が軽くなるし、などと勝手な理屈を付け。
(2)に続く
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