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カメラはシャッター音だ
なによりいいのはニコン一眼レフのシャッター音だ。
カシャカシャカシャと切れるシャッター音。ミラーレスに比べると音が大きいが、撮影しているという感じがする。
音に酔う−−。
私はポートレートは撮らないが、モデル撮影の場合、被写体が女性であれ男性であれ、このリズミカルなシャッター音に酔うだろうというのは容易に想像できた。撮影しているこちらが酔うのだから写されている側が酔わないはずはない。
カメラはシャッター音だ。
一眼レフカメラからミラーレスに替える時Canonを一式売却しニコンは残したが、それはニコンのシャッター音が好きだったからだ。
だがミラーレスになるとどのメーカーもシャッター音が頼りない。
シャッターを押し込んだ時の感触もプニュとしてシャッターを「切った」という感じがしない。
ところが久し振りにニコンの一眼レフを持ち出すとカシャ、カシャ、カシャというシャッター音のリズミカルな音に魅了された。やはりカメラはこうでなければと。
だがカメラが重いのは困る。そこで考えたのがニコンに35mm単焦点レンズを着けて持ち歩くこと。
単焦点レンズは明るくて映りがよく、ボケ感がいい。ニコンに着けている35mmレンズはf1.8と明るい。Fujiの35mmはf2.0とニコンよりわずか暗いとはいえズームレンズに比べれば明るくて映りがいい。
短焦点レンズは映る範囲が固定しているから大きく映そうとすれば前に寄って近付くしかないし、広い範囲を映そうとすれば自分が後ろに下がるしかないという不便さはある。
それを不便と感じるか、別のところに楽しさを感じるか。
これはほかのことでも同じで、便利さを手に入れるということは引き換えに何かを失うことでもある。
というわけで最近はお蔵入りになりかけたニコンを再び持ち出し、Canon+ズームレンズとの2台持ちで撮影を楽しんでいる。
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