多発するあおり運転とカーフェイスの関係(1)
〜コワモテ顔の車が激増


栗野的視点(No.668)                      2019年12月2日
多発するあおり運転とカーフェイスの関係

 車が怒っている! どの車も目をつり上げている。なかには顔をフェイスマスクで覆い、まるで鎧武者さながらに他を威嚇している車まである。かつては円らな瞳をしたカワイイ車が多かったのに、いまでは軽自動車でさえ目をつり上げた睨み顔に変わっている。
 なぜ怒っているのか。何に怒っているのか−−。

コワモテ顔の車が激増

 車のヘッドライトが他を威嚇するつり目になってきたことに少し前から違和感を感じていた。最近は若者も高齢者も皆、なぜかイラついている。だが車までイラつき、怒ることはないだろう。
 目をつり上げているだけならまだましで、ミニバンに至っては「オラオラ顔」をし、そこどけそこどけと他を威嚇しながら走っている。これでは事故も増えるはずだ。その顔からは譲り合いの気持ちなど微塵も感じられないのだから。当然、そんな車に乗っている人も同じ気持ちになり、ちょっとしたことで「俺の進路を邪魔した」と怒り、あおってくる。

 かつて「歌は世につれ、世は歌につれ」と言われた時代があった。昭和40年代頃のことだが、その頃の歌謡曲は世相をよく反映していた。だから「歌謡曲で読み解く昭和史」などというものもあった。今なら差し詰め「車は世につれ、世は車につれ」だろう。そう、車のフロントまわりは明らかに世相を表している。誰も彼もがイラつき怒っているから、車も「オラオラ顔」になってきた。また、そうした顔の方が売れているという。


愛車への「餞別」

 実は今、時間があればネットで車の情報を見たり、ディーラー巡りをしている。次の車検時にはもう買い替えた方がいいだろうと考え、今の内から少しずつ情報を仕入れ、買い替えに備えたいと考えている。というのも、この1年間で車検諸費用を含めてとはいえ70万円も部品交換・修理にかかったからだ。
 ここまで修理費をかけて手を入れると、もう少し長く乗りたくなるが「これまで費やした修理費用は長く頑張ってくれた愛車への“餞別”だと考え、次に大きなトラブルが発生する前に買い替えた方がいい」とアドバイスしてくれた友人がいた。そのメールを見て思わず「山田君、座布団1枚!」と笑ってしまった。うまいこと言うなあ、と納得しはしたものの、次の車検までにまだ1年半あるため中々踏ん切りがつかない。
 この辺りは株と同じで、せめてもう少し株価が戻るまで我慢して被害を最小限に抑えたいと考えてしまう。思い切って損切りすべきだろう、と頭では分かるが、その一方で、せっかくここまで経費をかけたのだから少しは元を取り戻したいと思ってしまう。
 ただ、来るべき「その時」には備えておかなければならないし、その時になって慌てて探すより、今のうちに車種をある程度絞り込んでおこうと、情報収集に励んでいる。
                                          (2)に続く


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