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治療の副作用だけでなく、生検リスクもある(4)
〜治療の有無は寿命に影響なし


治療の有無は寿命にほとんど影響なし

 ガンに限る話ではないが、治療することでその後の生活の質が守られ、寿命を全うできるなら、誰もが治療を選ぶだろう。その点で前立腺ガンは微妙である。特に後期高齢者と言われている75歳以上の場合、寿命への影響がはっきり認められない。前立腺ガンにかかっていたからといって早死したと認められるデータがないのだ。むしろ亡くなった後に前立腺ガンにかかっていたと判明した例が結構あるということだ。

 となると治療しても治療しなくても寿命への影響はないどころか、治療せず、あるいは前立腺ガンと知らずに過ごした方が普段通りの生活を遅れたと言える。
 恐らく私の場合、健康診断でPSA検査をしていなければ前立腺ガンと気づくことはなかったはず。自覚症状があれば話はまた別だが、一切、自覚症状も何もなかったから。

 こういうこともあり、現段階で私が出した結論はQOLを維持するためにリスクがある検査、治療はしないというだ。
 因みに直近の8月24日の検査でPSA数値は若干ながら下がっていた。医師は「誤差の範囲内」と言ったが、検査前から今回は数値の上昇はないだろうと考えていた。
 というのは、監視療法とは言ったが何もしてないわけではなく、今まで以上に食生活には気を付けている(気を付けてもらっている)し、免疫力を高めるためのサプリメント(フコイダン系やキノコ系)を摂取しているからだ。その分、毎月の出費が増えているから生活の質が維持できているかとなると若干怪しいが。
 それでも医師の言葉に従って、これ以上のリスクを負うよりはいいと現段階では考えている。

 困るのは医師が次々と予約を入れ検査をさせたがることだ。次回も11月に検査をと言い、採血とCT検査をと言ったので「これ以上被爆はしたくないから」とCT検査は拒否した。すると「腎臓の結石は急に大きくなることがある」から「レントゲンの方が放射線はわずかだから」とレントゲン検査を入れられてしまった。
 日本の医療機関、特に大病院は検査をやたらしたがる。海外の医療機関と比べれば異常に多いと言われている。その一方で、国は医療費を削ることに熱心で、ちょっとポイントがズレているのではないかと思ってしまう。


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