最近発売されたDSDSスマホにはスロットが2つしかないものがほとんどだ。SIMスロットの1つがマイクロSDカードとの兼用になっているため、SIMを挿せばSDカードを挿せない、SDカードを挿せばSIMが挿せない仕様になっている。
そのためSIM2枚挿しならSDカードが使えないし、写真などの保存用にSDカードを使いたければSIMは1枚しか使えない。
しかし、逆にこれは社員に会社用の携帯端末を持たせる企業にはセキュリティー上のメリットになる。スマホの普及、大容量化でスマホにコピーして内部資料をこっそり持ち出す犯罪が後を絶たないが、マイクロSDカードを使えなければこの種の犯罪の多少の抑止力にはなるかもしれない。
衝動買いをした「g07」
最後に個人的なことを一つ。過去、衝動買いはおろか、初期ロットを買うことなど一度もなかった私がつい10日程前に衝動買いをしたものがある。それも発売の数時間後に。
NTTレゾナントが「goo」の名称で発売しているDSDSSIMフリースマホ「g07(グーマルナナ)」だ。実は検討していたのは楽天モバイルが独占販売している「honor8」だった。発売間もなく楽天モバイル直販で42800円が1万円引きになり、さらに自撮り棒、イヤホン、マイクロUSBケーブル等4点セットの「ギフトボックス」がプレゼントと魅力的な内容だった。惹かれたのはカメラ機能だった。
1万円引きとはいえSIMカード契約などを入れると約4万円。私の場合、スマホに払ってもいいと考える金額は2万円台半ばまでなので、希望価格まで下がるのを待つことにしていた。どうせ1月にはフリーテルの「雷神」が29800円で発売されることだし、と。
ところが12月14日に何の前触れもなく突然「g07」が発売された。スペックを見るとフリーテル「雷神」とまったく同じ。RAM容量が「雷神」の4Gに対し3Gとわずかに少ないだけ。それなのに価格は19800円(税抜き)と「雷神」より1万円も安い。さらにクーポン利用の3000円引き(先着907名限定)を利用すれば16800円。
DSDSスマホが19800円でも安いのに16800円なら文句なしにお買い得と、つい衝動買いをしてしまった。
因みに限定数の907、最初見た時はなんとも中途半端な数だと思っていたが、商品名の「g07」=907とシャレタ数字だと気付いた。
限定数の907は1週間かそこらですぐ売り切れたようだ。色はホワイトとブラックの2色のみで、私はホワイトを注文したが、数日後にはホワイトは入荷待ちになっていた。
SIMフリーのDSDSスマホ購入を検討している人にお勧めの機種なのは間違いない。
<追加>3/3
g07を2か月以上使用した結果、電話が受信できないなどの不具合が頻繁に起きる。
当初はMVNOのSIMの問題だろうと思っていたが、スマホを以前使っていたfreetel雅に
戻したところ不具合が解消した。
こうした不具合に対しメーカー(コヴィア)は認識しており、2017年2月末までにファームウェアのアップデートを3回実施しているが、いまだ不具合は完全には治っていない。
そこでやむなく、現在はg07をWiFi専用機として使っている次第。「お勧めの機種」と書
いたが間違いで、ちょっと残念な結果になった。まあ気長に半年くらい待てば、その内
不具合は解消するだろうと思う(そうなることを期待している)。
主な仕様は以下の通り。
Android6.0(Android7.0アップデート保証)
ディスプレーサイズ:5.5インチ
メモリー RAM:3GB ROM:32GB
アウトカメラ:1300万画素、インカメラ:800万画素(カメラ性能は画素数だけで決まるものではないから過度の期待はしない方がいい)
SIMサイズはmicroSIMとnanoSIM(microSDとnanoSIMは排他使用なので、どちらかしか使えない)
指紋認証センサー
無線LAN:IEEE802.11 a/b/g/n準拠
電池 3000mAh
実際に手にした個人的な感想は5.5インチサイズは大きい。大きさ的には今まで使っていたフリーテル雅の5インチの方が好みだが、それを除けばコストパフォーマンスのよさは間違いなく今年一番だ。
いずれにしろ2万円前後でミドルレンジのSIMフリースマホが買えるのだから、もう高い金額を出してキャリアのスマホを買う意味はほとんどないだろう。
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