3月例会はリエゾン九州の本来の姿、課題解決型例会を行いました。
中小企業、ベンチャー企業の最大の悩みは、開発した商品が消費者のニーズに合っているか、自己の思い込みだけで
行けると思ってはないか、販路はいま考えている方向でいいのか等々たくさんあります。
そうした課題を、集まった皆で討議し、解決していこうというのがリエゾンのやり方です。
議論の仕方はまず課題を整理し、それからブレーンストーミング的に意見を出していきます。
どうかすると「そんなやり方ではダメだ」というような否定的な意見を出す人がいますが、極力そういう意見は出さないようにし、
どうすれば実現できるのか、何が不足しているのかを、皆で一緒に考えていきます。
ただ、ベンチャー・中小企業の中には思い込みだけで、競合商品、競合価格などの市場調査をあまりにも疎かにしている
ところが結構多いのも事実です。
だから、まず発表企業が最初に抱えている課題を整理するところから議論をしていきます。
まず最初の発表者はNPO法人すこやかコミュニティセンターによる「竹石鹸の開発・販路開拓について」 次がナカン・中西劉児代表による「自社オリジナル求人サイトについて」でした。 |
「私は個人的にこの石鹸にはとても興味があります。肌がツルッツルッになるといわれましたが、それと竹の成分とどういう関係があるのですか」 と質問しているタカノグラフィスのチーフデザイナー・古澤恵子さん(右端) 右から2人目:ビジュアルカラー研究所代表・伊藤恵美子さん |
「この石鹸は竹を粉末にして練り込んでいるところが他製品とは違います」と答える「すこやかコミュニティセンター」の立石朋子さん(左) |
右端:(株)レセプター・平田教光社長、どんなソフトでも3か月で開発するというスーパーITコンサルタントです。 その左:(有)バイオクリーン研究所・森永義隆氏、同小西秀人氏、(株)フューチャー・ブレイン・西本裕一氏、シェアードイノベーション(株)・尾田修二氏 |
「あなたはこの事業と心中できますか。その覚悟があるかどうかですよ」と、核心をズバッと突く厳しい質問を浴びせる(株)ホワイトスペース・中山武彦社長(左から3人目) 事業にかける覚悟・本気度を瞬時に見抜いた質問に発表者は返す言葉もなかった。 時にはこういう鋭い指摘もありますが、問題なのはやはりコンセプトや動機がしっかりしていないことでしょう。特にNPO法人が手がける事業としては。 |
「自社オリジナル求人サイト」とはどんなサイトなのかを説明しているナカン・中西劉児氏。 |
「そのサイトは例えばリクルートなどの大手サイトとどう違うの?」と尋ねているまるは油脂化学(株)・林眞一社長。 同社は今回の竹石鹸の製造元でもあります。 |
左:(株)アリーナの津野孝、真理夫妻 かつて両人ともリクルートに在籍していただけに求人サイトに対する課題の指摘は中々鋭いものがありました。 |